
<田村研一/ワニブックス>
ホームレス中学生のお兄さんのお話です。
この本を読んで、彼はつくづくお兄ちゃんやなぁと思いました。
けんちゃん、ようがんばったなあ。もうええから、自分のことに一生懸命になりや、って声をかけたくなりました。
去年、アンコールワットを訪れたときにガイドをしてくれたカンボジア人の青年を思い出しました。
25歳前後だったでしょうか。甘いマスクで、年輩者や女性子供に配慮してくれる優しい人柄で、「モテるやろ〜」とからかい半分のツアーの人たちに対して、彼は思いもよらない話をしてくれました。
カンボジアでは家を継ぐのは末っ子で、大勢の兄弟の中で長男である彼は下の弟妹が巣立つまでは一家の稼ぎ頭となり結婚できないのだそうです。一番下の子が成人する頃には彼は30代後半で結婚するには遅いのだそう。
言葉に詰まった私たちに対して、それでもいいんです。とさみしく笑っていたのをふと思い出しました。
日本では逆に長男が家を継ぎますが、それはそれで問題もあるのかなと感じます。というのも、身近なところで、長男がトラブルのたねになっている家がいくつかあり、日本は長男に期待しすぎるのではないかと思いました。
順番は関係なしに、一番向いている子どもが家を継ぐのがよいのでは。でも、最近は少子化で、長男長女しかいない家も多そうですね。
健康のことも気になりました。田村家はお母さんが癌にたおれてから、崩壊していったように思えました。お母さんは一家の太陽。お母さんは誰よりも元気でいてもらいたいものです。でも、家庭の主婦は、健康診断を受ける機会が少ないと思うのです。体に異変を感じたら、お医者さんに行くことは大切だと思いました。
いろいろと脱線しましたが、この本を読み終えた後、田村研一さんが、自分のやりたいことを見つけて、自分自身の人生を一生懸命生きられますように、と思いました。
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